雨水流出抑制施設の総合設計 BOCHO1

BOCHO1 for Windows32 Version6.0

用  途

宅地開発等に伴い設置される流出抑制施設
(防災調整池等の貯留型施設、浸透ます・浸透トレンチ等の浸透型施設)
の単独、複合設計および総合評価を行います。

■計算の種類

  1. 厳密解法による流出抑制計算および総合評価
  2. 簡便法による流出抑制計算
  3. 洪水到達時間の計算(等流流速法、クラーヘン公式、ルチハ公式、土研公式、角屋公式)
  4. 呑口(オリフィス)断面計算
  5. 計画堆砂量の計算
  6. 降雨強度式の合成および分単位・時間単位の降雨強度式の相互変換
  7. 浸透型施設の設計浸透量計算(宅地開発に伴い設置される浸透施設等設置技術指針による)
  8. 洪水吐きおよび非越流部天端高計算
  9. 確率雨量および降雨強度式計算
  10. 河川や水路の不等流計算
  11. 単位設計浸透量と単位空隙貯留量の計算(雨水浸透施設技術指針(案)による)
  12. 洪水追跡計算を行わない浸透施設規模の設計(雨水浸透施設技術指針(案)による)

■適応基準

仕様および特徴

■厳密解法による流出抑制計算および総合評価

(1)計算

  1. 貯留型施設(オンサイト・オフサイト)・浸透型施設(浸透ます・浸透トレンチ・浸透池・プレキャスト式雨水地下貯留浸透施設等)・2槽式洪水調節池の組み合わせによる総合調節計算と総合評価をユニークなメニュー画面で瞬時自動計算。さらに印刷結果をプレビューで確認し、いつでも全体を把握しながら設計できます。
  2. 総合計算内容
    (全体条件)
    • 最終調節池へ流入する最大90池の施設(調節池、浸透施設等) を一度に計算できます。
      • 浸透施設の流出モデルは、有効降雨モデル・一定量差し引きモデル・貯留浸透モデルから選択可能で、浸透量等の計算は、雨水貯留浸透技術協会の「雨水浸透施設技術指針(案)」に基づいています。
      • 各施設から流入池への到達時間は自由に設定可能。
      • 調節池の中にも砕石空隙貯留浸透施設(浸透池・浸透トレンチ・円筒ます・矩形ます・大型貯留浸透施設)を設置することが可能。
    • 1段目の池の放流量が2段目の池に流入し、次々に下段池に流入する計算が10段まで可能。各段は10池まで。
    • 各施設流域各々の条件入力を行っていれば、あとは、メニュー画面で組合わせを考えて即計算。(各施設から最終調節池への到達時間は自由に設定可能)
    • 外水位(河川水位)の影響を考慮した計算が可能。(オプション)
    • 上流池から放流量を受けるのみの流域を持たない施設の設計も可能。
    • 計算時間ピッチは0.1分単位に設定可能。(印刷時間ピッチも設定可)2槽式洪水調節池は0.1分のみ。
    (降雨条件)
    • 降雨波形は、前方集中型、中央集中型、後方集中型、石黒型、実績降雨の5種類。
    • 降雨継続時間は 1〜96 の範囲の整数時間。実績降雨については実継続時間。
    • 降雨強度式は降雨継続時間内において2式まで使用可能。 また、分・時間単位どちらの式も使用可。流域ごとに確率年等が違う降雨強度式の入力が可能。
    • 降雨強度式の有効継続時間(24時間または継続時間)の選択が可能。
    (放流施設条件)
    • 放流施設の数は10箇所(洪水吐を含めると11箇所)。
    • 同敷高の放流施設も入力可能。
    • 放流施設としては、矩形オリフィス、円形オリフィス、ポンプ(始動水位と停止水位の入力可)、浸透施設(一定量差引モデル、浸透池、浸透トレンチ、円筒ます、矩形ます、大型貯留浸透施設)、穴無底が選択可能。 また洪水吐は、矩形堰、台形堰の選択が可能。
      • ここでの浸透施設とは調節池内にある施設のことで、任意の敷高に必要な浸透施設を数量分セットできます。
      • 円形オリフィスは、断面の中心と断面積を同じくする矩形オリフィスに換算して計算する方法と、換算なしでそのまま計算する方法が選択できます。
      • 穴無底とは、池底に放流施設の無い堀り込み池(農業用のため池を兼用する、またはポンプアップ等)を設置する場合です。
    • 上記の一連の放流施設を最大5ケースまで仮定して同時に計算。
    (池形状条件)
    • 「水位−水面積」または「水位−貯水量」の2つの入力形式。計画した池に堆砂量または溜池の死水量を入れ込んでその上に貯留するように、「水位−水面積−貯水量曲線」を自動修正可能。 なお、この計算機能を使って、計画した池に貯留する量を入力し、その水位を得ることも可能(堆砂量も同様)。
    • 「水位−水面積−容量」の入力断面数は、最大100個です。
  3. 条件を満足する呑口断面および池形状の自動計算
    • 許容放流量および HWLを満足する次の計算が可能。
      • 最小最下段オリフィス呑口断面(矩形、円形)を自動的に求めることが可能。矩形の場合は、縦横の比率入力可。
      • 当初入力した「水位−水面積−貯水量曲線」を横に広げて、または縮めて、池の最適形状を自動的に求めることが可能。
    • 最下段オリフィス呑口断面(矩形、円形)のみを変えての計算が可能。
  4. アニメによるシミュレーション表示
    • 調節池に貯留する様子を計算結果を元に再現します。
       AVIファイルを作成しておけば、ファイルを持参して実演も可能です。
  5. 特殊な計算等への対処
    • 一度に計算できない複数の複雑な多段の池への対応計算(ハイドロ出力型計算方法)
      本システムで一度に計算できない池があります。例えば2系統で流れ、最後に合流するという場合です。このような場合は、1つの池データごとに、計算時に放流ハイドロファイルを出力し、後の計算で放流ハイドロファイルを10個以内で指定し読み込み計算します。 続いてその結果の放流ハイドロファイルを出力し、次に読み込み計算するというように繰り返すことにより、複雑な複数の池が存在する総合計算も可能です。
    • 洪水調節計算等グラフデータのテキストファイル出力も可能。このデータを元にExcel等に読み込んでグラフ出力が行えます。
  6. 特殊な基準への対応(オプション)
    • 静岡県富士市(雨降り後のオリフィス高変更) --- 放流施設に関する基準
    • 三重県の流量公式・降雨パターン対応 --- 降雨量・放流施設に関する基準
    • 長野県の降雨強度式 --- 降雨強度式に関する基準
    • 近畿地方整備局の降雨強度式--- 降雨強度式に関する基準
    • 札幌市土木部の三角形単位図法 --- 流入量計算に関する基準
    • 熊本県土木部河川課によるピークカット法 --- 流入・放流量計算に関する基準

(2)画面

  1. メニュー画面はメニューバー、ツールバー、プレビュー対応で、池の設定も簡単にできます
  2. データ入力が終われば瞬時に計算し、計算結果の概要から詳細までメニューのプレビュー画面(倍率設定可)で確認することが可能。また、その一部や全体を選択して印刷やページコピーも可能です。
    プレビュー内容:流出抑制評価図、計算結果表、H-F-V グラフ、調節計算(ハイエト、水位、流入量、流出量)グラフ、流入・放流量グラフ、印刷用の全体。
  3. 設計の種類ごとに入力の手順を示した設計ガイドが活用できます。

(3)印刷

  1. 画面に表示するものと印刷するものはまったく同じなので、1ページ印刷、全体印刷やページコピー(ワード等への貼り付け可)など、画面を見て任意に印刷やコピーができます。
  2. 印刷内容は、表紙、計算条件、計算結果、基本ハイドロ計算表、雨量、降雨強度、流出量、水位・放出量・貯留量、洪水調節計算、H-F-V曲線(数値表付)・調節計算グラフ等。
  3. A4サイズで、縦置き、横置きどちらの設定もでき、ページ(開始番号指定、ページ位置指定、飾り選択)出力、カラー出力、文字フォント、文字サイズ(10、10.5、11ポイント)も選択可能。 また、表示機能として、1ページごと、2ページごとの表示やサムネイル(全ページを一度に表示)が選択可能です。 また、結果のメール送信等に対応するため、PDF出力が可能です(PDF Writerが無くても出力可)。

■簡便法による流出抑制計算

  1. 「宅地開発に伴い設置される浸透施設等設置技術指針」に準拠。
  2. 貯留施設の単独計算、浸透施設の単独計算、貯留・浸透施設との併用計算の簡便計算を行います。
  3. 降雨強度式は、分・時間単位のどちらでも利用可。
  4. 入力が終わると即、時間と最大貯留量が表示されます。結果の時間等を変更して再計算することも可能。
  5. 特殊な基準への対応:静岡県土地利用事業の適正化に関する指導要綱(オプション)

■洪水到達時間の計算

  1. 等流流速法、クラーヘン公式、ルチハ公式、土研公式、角屋公式の5式に対応。
  2. 角屋公式における降雨強度式は、分・時間単位のどちらでも利用可。
  3. 入力すれば、即、計算結果を画面で見ることができます。

■呑口(オリフィス)断面計算

■計画堆砂量の計算

  1. 工事工区面積による計算、毎年堆積土砂を除去する場合の計算の2式を用意。
  2. 開発地、非開発地、原地、その他4項目までその項目名を登録して、各々のデータ入力が可能。

■最小2乗法による2つの降雨強度式の合成

  1. 防災調節池等の設計で、降雨強度式を2式使用せざるを得ない場合に、この2式を1式にまとめて新たな式を作成します。
  2. 最小2乗法に用いる降雨継続時間と降雨強度の関係は、(イ)降雨継続時間によって使用する式を変える場合と(ロ)各式の平均降雨強度の2通りの計算方法を用意しています。

■分単位の降雨強度式と時間単位の降雨強度式の相互変換

■浸透型施設の設計浸透量計算
 (宅地開発に伴い設置される浸透施設等設置技術指針による)

  1. 区分面ごとの円筒型実験施設の平均浸透能力係数 (a15) 計算。 a15 の入力のみでも可能。
  2. 施設の設計浸透量計算においては、円筒型施設またはモデル施設による現地浸透実験に対応。

■洪水吐きおよび非越流部天端高計算

■確率雨量および降雨強度式計算

■河川や水路の不等流計算

■単位設計浸透量と単位空隙貯留量の計算
 (社)雨水貯留浸透技術協会の「雨水浸透施設技術指針(案)」による

  1. 対応浸透施設は、浸透池、透水性舗装、浸透トレンチ、円筒ます(側面・底面浸透、底面浸透)  、正方形ます(側面・底面浸透、底面浸透) 、矩形ます(側面・底面浸透) 、大型貯留浸透施設(側面・底面浸透、底面浸透)です。
  2. 各施設の単位設計浸透量は、水頭によって変化する指針の算定式で計算し詳細に出力します。
  3. 各施設の単位空隙貯留量は、導水管の本体貯留量と空隙貯留量の計算が可能です。

■洪水追跡計算を行わない浸透施設規模の設計
 (社)雨水貯留浸透技術協会の「雨水浸透施設技術指針(案)」による

  1. 雨水浸透による流域対策量(mm/hr)が定められている場合の計算方法です。
  2. 浸透施設の規模の設定、設計浸透量及び設計浸透強度の算定、目標値の設定、効果量のチェック、浸透施設規模の決定の順で設計します。

価格・他

■オプション(厳密解法)

 オプション(簡便法)

■製品価格

価格表
製品名価格(消費税込)
BOCHO1 for Windows Ver6.0 ¥315,000
オプション 各¥52,500
BOCHO1 Ver6.0 & BOCHO2 Ver4.0 ¥525,000

価格には消費税(5%)が含まれています。
※価格は予告なしに変更する場合があります。購入時にご確認をお願いします。

■提供形態 CD-ROM

■適用機種 Windows2000,XP使用の機種

製作:ソフトウェア研究会
印刷用 

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土木アプリケーション

BOCHO2
横越流式調節池の設計

基本メニュー画面
基本メニュー画面

入力画面
貯留処理区域の面積・流出係数の入力

降雨条件の入力

水位・水面積・容量の入力

放流地点河川条件の入力

計算結果
結果数値

HFVグラフ

洪水調節グラフ

流入放流グラフ

アニメによるシミュレーション

簡便法による流出抑制計算
貯留施設と浸透施設の併用計算

洪水到達時間の計算

呑口断面計算

計画堆砂量計算

洪水吐けおよび非越流部
 天端高の計算

確率雨量・降雨強度式計算
年最大時間降雨データの入力

計算結果

不等流計算

単位設計浸透量と
 単位空隙貯留量の計算