製品情報
ニュースリリース
2023.06.16
平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、このたび弊社では、「SIRCAD Ver.6」の基本機能を継承し、一から作り直した構造BIMモデル入力システム『SIRBIM Ver.1』をリリースさせていただくことになりましたので、ここにご案内させていただきます。
『SIRBIM Ver.1』は、「SIRCAD Ver.6」を元にしていますが、完全にリニューアルし、建築構造躯体モデルの作成機能を強化した製品になります。また、今後データ連携機能を強化し、BIM機能を搭載していくことを念頭に、製品名を『SIRBIM』としました。『SIRBIM Ver.1』の主な機能改良および機能追加は下記の通りです。
主な機能改良及び機能追加項目
「SIRBIM/入力」に関する機能強化
「SIRCAD」から強化した点は、以下になります。
①
複数の画面を同時に開いて入力可能にしました
②
部材定義は、エクセル形式で入力可能です(コピー&ペースト)
③
下記の部材に関して、断面リスト図を確認しながら入力値を修正できます(リスト図確認機能)
杭、基礎、基礎柱、柱、間柱、基礎梁、大梁、小梁
④
部材配置の機能強化は、以下になります
Undo/Redo機能を設けました
見上図/見下図を伏図配置しながらボタンクリックで切り替えられます
レベル表示/非表示を伏図配置しながらボタンクリックで切り替えられます
配置画面での文字表示サイズを変更できます
全選択機能を設け、全ての部材をマウスで選択して修正可能になりました
選択されている部材は、色を変えるようにしました(選択部材ハイライト表示)
符号を指定してその符号を選択状態にできます(符号検索機能)
伏図・立面配置で参照図登録機能を設け、dxf構造図を下図にして部材配置可能です
⑤
小梁、床(スラブ)配置機能を強化しました
小梁の配置をパターン化し、一度に複数本配置可能にしました
大梁・小梁で囲まれた領域を床として自動認識し、マウス1クリックで配置できるようにしました
⑥
「SS7 import」(Super Build/SS7→SIRBIM)を標準機能にしました
⑦
「柱・梁継手計算書作成」(SCSS-H97準拠)を標準機能にしました
図1 伏図形式配置(左)と立面形式配置(右)を同時に開いて部材配置
図2 大梁で囲まれた領域を自動で認識して小梁を配置
「SIRBIM /リスト図」オプションに関する機能強化
「SIRCAD」から強化した点は、以下になります。
①
リスト図一括作図機能を設けました
全てのリスト図を一括で作図可能にしました
用紙指定して改ページしながら作図も可能です
2DCAD出力は「SIRCAD」と同様に出力可能です
②
作図設定項目を簡略化しました
作図設定に必要な項目を選別し設定項目を減らしました
部材リスト図を見ながら作図設定し、リアルタイムにリスト図を確認できます
図3 リスト図(基礎梁)と断面リスト作図設定(梁)
図4 リスト図(基礎)と断面リスト作図設定(基礎)
「SIRBIM/数量」オプションに関する機能強化
「SIRCAD」から強化した点は、以下になります。
①
エクセル形式で表示しました
全ての集計項目をタブで切り替えて表示できるようにしました
②
集計結果をエクセルに出力可能にしました
図5 数量根拠表(コンクリート・型枠)
図6 数量集計表(比率表)
リリース時期
2023年6月22日を予定しております。
ご不明な点がございましたら、弊社までお問い合わせください。
今後とも、一層のご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。